おしゃれな雑貨やショップで見かけたりするエアプランツ。
今は100均ショップでも、たくさんエアプランツを売っています。
100均のものなんてちゃんと育つの?と疑問を持ってしまいそうですが、意外にも結構ちゃんと育ちます。
今回は筆者が約5年前に集めたエアプランツで、今も生きているものをご紹介したいと思います。
ほどほどの管理と環境があれば、100均産のエアプランツを長く育てられるという参考になるかと思います。
パウシフォリア(シルシナータ)
ダイソーで2017年に購入した直後の写真。
サイズが分かりにくいですが長さが6㎝くらいで、それほど大きくなかった印象です。
こちらは2021年の写真。全長は13㎝くらいあります。
結構荒々しい形になりましたが、今もそれなりに生きてくれています。
文字盤の直径が8㎝位ある卓上時計と一緒に撮影。
葉っぱの一本一本は細いのですが、広がっているのでそれなりに場所をとる感じです。
遠近法というわけではなく、実際に体感として時計より大きく感じます。
追記:2022年の様子
特に肥料をあげたりしてはいないので、成長スピードはそれほどではないと思います。
プロの生産者の方や、エアプランツの生育がうまい方ほど大きくはないかもですが、単純に長生きしているだけでこれ位のサイズにはなります。
マグヌシアーナ
こちらはダイソーで2017年に購入したマグヌシアーナ(多分)。
購入直後はなんだか力がなくヘロヘロしていて、大丈夫なのかなーなんて思いながら育てていました。
大きさは9㎝くらいだった気がします。
こちらは2021年の姿です。葉っぱの数が増えて、中央部分の新芽もシャキッと立っています。
縦も横もそれぞれ13㎝くらいのサイズ感になりました。
放射状に広がっているので、結構かさばります。
写真だとわかりづらいですが、文字盤部分が直径8㎝の卓上時計と並べても、体感的には時計と同等以上に大きく感じるサイズです。
追記:2022年の様子
手のひらに乗せると、一層大きさが伝わりますね。
実際に手を覆いつくすくらいのサイズ感です。
元100均のエアプランツとは思えないのではないでしょうか。
イオナンタ
2017年にセリアで購入したイオナンタ(多分)。
サイズ感が非常に小さく、こじんまりとしていて全長3㎝くらいだったと思います。
これほど小さいものがきちんと育つのか、買った当初は大いに疑問でした。
こちらは2021年の姿です。
我が家のイオナンタは他のエアプランツと比べて成長が遅いイメージだったのですが、それでも昔に比べるとずいぶん大きくなったと感じます。
全長10㎝くらいあります。
時計の文字盤が直径8㎝くらいあるのですが、だいたい文字盤と同じくらいのサイズ感に思えます。
追記:2022年の様子
成長のスピードが遅めなので、あまり変化はないですが、どうにか地味に生き延びています。
新しい根っこも出てきていますね。
フックシー
2017年にセリアで購入したフックシーです。
画像の左上に映っているものがそうです。
サイズは5㎝くらいでしたが、球状の本体が非常に小さく、本当に育つのか不安でした。
この写真の内、右上と下段の右から2番目は、紹介済みのマグヌシアーナとシルシナータです。
下段のその他のエアプランツは、枯れたり腐ったり、人にプレゼントしたりと、それぞれ別の運命をたどりました。
そしてこちらが2022年の様子。
数年前に突然分頭し、2個くっついた状態です。
両方合わせると12㎝くらいのサイズになります。
中央の球状の本体もそれなりに大きくなり、なんだか頼もしくなりました。
水切れを起こしやすい為、枯れた黄色い葉っぱが目立ちますね。
結論:100均のエアプランツもちゃんと育つ!
100均と市販のエアプランツは「サイズ」が違うだけ
5年間育てる中で、ホームセンターなどで売っているエアプランツを育てる事もありました。
育ててみた実感としては、100均と何も変わりません。ただサイズ感が違うだけです。
100均のものはサイズが大きくなる前に出荷されているので、本体が小さめです。
その分水切れを起こしやすいのですが、水やり間隔が数日短いだけなので、大きいサイズと育て方は全く同じです。
100均産のエアプランツで、気軽にグリーンのある生活を楽しもう
いずれのエアプランツも5年くらいは我が家で生き続けています。
最初こそ環境が整わず枯れてしまったり、腐ってしまったりしたものもありました。しかし、一度環境が整えば後は適度に水やりをしているだけでそこそこ大きく育ちます。
特に液肥を与えることもしていません。
100均のものは育つか不安に思う方もいらっしゃると思いますが、100均のエアプランツは育てれば普通に育つ、というのが当ブログでの結論です。
他にも紹介できるエアプランツがあれば、後々更新していきたいと思います。
長生きの秘訣は「通気」と「ソーキング」
自分自身、エアプランツの生育はそれほど上手くないと思っています。
しかし、小さかった百均のエアプランツが5年くらい生きているのは、うまく「環境」を作れたからだと思っています。
実際、100均で買ったエアプランツは20個ほどありましたが、安定して育てられるまで8個くらいは犠牲になっています。
時期的に厳しいのは梅雨~夏場
一番エアプランツがだめになったのは梅雨~夏場です。
それまですべて順調だったのに、突然腐り始めたのがこの時期です。
置き場所や水やりの頻度、サーキュレーターなど色々試した結果、自分的に一番効いたのは「カゴに置く」でした。
空気の流れがない所では「カゴ」が有効
植物にとって「空気の流れ」は大事です。
エアプランツは蒸れに弱いので、なおの事空気の流れを意識する必要があります。
しかし筆者の環境では、一日中サーキュレーターを回し続けても腐る株が出てきていました。
そんな中でも、網目の大きなカゴに置いたものは生存率が高く、全てのエアプランツをカゴに移したことで全て生き残るようになりました。
実際に家で使っているバスケットですが、100均のワイヤーカゴでもいいと思います。
今は網目状になっているキッチンワゴンの上で育てています。
エアプランツが接地している底面まで通気性の良い状態にすると、腐りにくい状況が作れます。
エアプランツを長く育てられない、枯れたり腐ってしまうという方は、こちらのページを参考にしてみてください。
エアプランツを使った、おしゃれな飾り方に興味がある方はこちらの記事もご覧ください。
水やりはソーキングだけでもなんとかなる
正直あまりおすすめではありませんが、筆者は週に一度、4~5時間のソーキング(水バケツに漬け込む)だけで4年近く育てています。
1年くらいは霧吹きで頑張りましたが、腱鞘炎持ちなので徐々に辛くなってきて、ソーキングの比重が増えました。
最終的にソーキングだけになり、今に至ります。
自然界の環境を考えれば、ソーキングは不自然だと思いますが、20個近くあったエアプランツと自分の腱鞘炎との兼ね合いもあり、こうせざるを得ませんでした。
しかしこれだけ長生きしてくれていることを考えれば、方法の一つとしてアリなのかもしれません。
時々手を抜きたい、エアプランツに構う時間が確保できないという場合は、ソーキングは選択肢の一つになるのではと思います。
ソーキングについて興味がある方は、こちらの記事もご覧ください。
エアプランツを枯らしてしまいそう…と心配な方に知ってほしい事
お世話が苦手なら、超リアルなフェイクグリーンという選択も。
次の写真のうち、左右の片方はフェイクグリーン(造花)です。
どちらが偽物か分かりますか?
正解は左がフェイクグリーンで、右が本物のエアプランツ(キセログラフィカ)です。
現代の造花はかなり進化しており、本物そっくりのフェイクグリーンも登場してきました。
超リアルでおすすめのフェイクグリーンが知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
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