置くだけで部屋がオシャレになる観葉植物。
あちこちに置きたくなるけど、「土」を使っているから虫や雑菌が出たりして、不衛生なのでは…?と心配になることも。
観葉植物を置いていると、コバエやカビに悩まされる事も。
筆者自身、70鉢ほどの植物を室内外で育ててきました。
環境や生育状況、鉢と土の相性によってはコバエが出てきたり、表面にカビが生えたり等のトラブルはしばしば起こります。
では、衛生的に植物を楽しむ方法は無いのでしょうか…?いえ、実はあります!
その答えは水耕栽培(ハイドロカルチャー)です!
水だけで植物を栽培すると、土を使っていないので虫・雑菌が出にくく、非常に衛生的です。
最近は、水耕栽培のキットも増えて、手軽でおしゃれにハイドロカルチャーを楽しめるようになりました。
そこで、こちらの記事では清潔に観葉植物を育てられるおすすめの水耕栽培アイテム6選をご紹介いたします!
見ているだけでも爽やかで和むようなボタニカルアイテムを、ぜひ生活に取り入れてみませんか?
土以外で観葉植物を育てるメリット・デメリット
メリット:清潔感や外観のおしゃれさ
土を使わず植物を育てるという事は、つまり水耕栽培となります。
水耕栽培は水だけで育てるため、
- 土が無いので雑菌が繁殖しにくい
- 腐葉土から出てくるコバエの心配なし
- 器がガラスやプラスチックなので、外から水の量が見える
というメリットがあります。
観葉植物の難しさは、水やりのタイミング!
水のタイミングが遅すぎて枯れてしまう、逆に水を上げすぎて腐らせてしまうのが、観葉植物の難しい所。
水耕栽培は外から水の量が見えるので、水やりがとても簡単です。
また、最近はデザインに力を入れている商品も多く、インテリアとしてもおしゃれです。
デメリット:大きく育たない
本来植物は、土から栄養をもらって成長しています。
- 日光
- 水
- 土からの栄養
この3つの環境が揃うことで植物は大きく育ちます。
水耕栽培の場合、土からの栄養が丸ごとないのでサイズ的にはあまり大きく育ちません。
成長をもっと楽しみたい場合は、肥料が必要です。
通常の肥料は薄めて使う必要がありますが、こちらは最初から薄めてあるので手間がかからず便利です。
グングン大きく育つ様子が見たい方は、ぜひ手元に一つ欲しいアイテムです。
また、水耕栽培で長く育てていると、肥料分が足りずに葉っぱが黄色くなってくる場合があります。
そんな時にも肥料を使って、栄養を補給してあげる必要があります。
室内が清潔!土以外で観葉植物を育てる方法5選
黒砂利(白砂利)
土の代わりに「黒砂利」で、観葉植物をおしゃれに育てる!
ガラス鉢に「黒砂利」を入れて植えこまれている観葉植物。
かなりオシャレな雰囲気で、鉢に植えこまれた観葉植物よりもさらにクールな雰囲気が漂います。
一般的な土には「腐葉土」などの有機物が入っているので、虫がわく可能性があります。
一方、黒砂利には有機物が入っておらず、砂利は根っこを支える為だけのものです。育て方としては「水だけで育てる水耕栽培」となります。
黒砂利は様々なインテリアに馴染む可能性を秘めています。
パキラだけでなく、多肉植物の「十二の巻」などの多肉植物も選べて、バリエーションも豊富です。
黒砂利だけでなく、白い色の大理石を砕いた「玉砂利」タイプもあります。
インテリアの雰囲気によって、色味を変えられるのも便利ですね。
追記:実際に注文してみました!
男性なら片手でつかめるくらいのコンパクトな箱で届きました。(外が雨だったので箱が少し濡れいています。)
箱の右上には、通気の為の穴があけられています。
箱の中はこんな感じです。
ガジュマル本体はダンボールで包んでガード。さらにガジュマルが動かないよう底の形にくり抜かれた段ボールで固定されています。
ダンボールを外すと本体が出てきます。本体はプチプチで包まれており、厳重な梱包で届いた事が分かりました。
プチプチ外すと、ティッシュに包まれラップで覆われたガラス容器が出てきました。
水漏れや黒砂利がこぼれないよう、入念に対策されていますね。
実際、ラップを外した時に黒砂利が数個落ちただけで、ほぼ無事といっていい状態でした。
ラップも外しました。ガラス容器と黒砂利がキラキラして凄くおしゃれです!
届いたと直後から雰囲気が最高で大満足!
アマゾンのレビューに、砂利のこぼれを指摘するものがあった為、あれほどの厳重な梱包になったようです。
仮に倒れた状態で届いたとしても、交換に応じてもらえるのは安心して購入できるポイントになりますね。
実際に「黒砂利ガジュマル」を5か月育成した、レビュー記事はこちらをご覧ください。
Table Plants テーブルプランツ
土代わりにスポンジを使って植物を育てる
コーヒーコップのような外見をしており、おしゃれな雰囲気で観葉植物を楽しめるテーブルプランツ。
一見すると土のように見えますが、実は土代わりに「スポンジ」が使われています。
鉢の外から水分量が分かるので、水やりのタイミングが見やすくて便利です。
植物の種類も豊富なので、お好みの植物が見つかるのではないかと思います。
以前ハイドロカルチャー(水耕栽培)を試したときは、水の入れ替えなどでハイドロボール(土代わりのボール玉)がボロボロ落ちたりなど、いろいろ面倒だなと感じていました。
一方、テーブルプランツはケースが透明なので水やりのタイミングも簡単で、水の入れ替えなどは必要ありません。
本当にお世話が楽で、とても画期的な商品だなと感じました。
追記:実際に注文してみました!
こんな感じの白い箱で届きました。2Lペットボトル6本入りのダンボール箱と同じくらい。
テーブルプランツ専用の箱になっていて、下には固定穴が開いています。
側面は一見すると、ただの空気穴。
実は、切り取られた側面ダンボールが、鉢を上から固定するパーツに!
鉢の底面と上からガッチリ固定してあり、正直取り出しにづらい程にビシッとした安定感。
思っていた以上に大きいサイズ感です。とてもしっかりした株が来ました。
プラスチックコップのサイズは口径9㎝。
高さは10㎝くらいあります。
邪魔にならないサイズで、ほど良い存在感。デスク周りのインテリアがオシャレになりそうです!
実際に「Table Plants」を1年間育てたレビュー記事はこちらからご覧ください
炭植え
土の代わりに「炭」を使ったアイディア商品
普通の砂利以上に清浄効果にこだわるのなら、炭植えを選ぶのも良いのではないかと思います。
炭はプラスイオンを吸着し、マイナスイオンを放出すると言われています。
ガラス鉢なので、外から水分量が見えるのも便利です。
ガラス鉢の形状も丸味を帯びたタイプとストレートな円筒の2種類から選べます。
季節によって数十種類から選べるようで、バリエーションに関してはかなり多いほうです。
(2022年5月現在 今は10種類の中から選択できるようです。)
ゼオライト
脱臭や水質浄化などの効果がある「ゼオライト」が土代わり
ハイドロカルチャー(水耕栽培)を行う場合、水質浄化のために鉢の下にゼオライトを入れたりするのですが、こちらの商品ではゼオライトを全体に使っています。
ゼオライトは白っぽい石、砂利のようなものです。
ただし、目には見えない小さな穴がたくさん空いており、単なる砂利より多機能です。
【ゼオライトの効果】
・水質浄化・根腐れの防止
・保肥性の向上
ゼオライトの表面には小さな穴が開いています。
そのため通気性がよく、根っこに空気が届くので根腐れを防ぐことができます。
セラハイト
土の代わりにセラミックで根っこを取り囲む
下のビー玉は飾りで、ガラス器の中央にある白っぽい物体「セラミック」が給水してくれるアイテム。
セラミック筒が丁度よく水分で湿り、根っこはセラミックから水分を吸収するというシステムのようです。
根っこが水分につかりすぎていると、根が呼吸できず腐ってしまうのですが、そういった根っこの窒息を防げるので、かなり育てやすい画期的な装置のように思えます。
明るい雰囲気の容器だけでなく、岩のような見た目の渋い雰囲気のタイプもあります。
植物が枯れそう…と心配な方に知ってほしい事
おすすめのハイドロカルチャー植物を見ても、
「やっぱり枯らしてしまいそうで不安…」という気持ちになる方もいらっしゃると思います。
観葉植物の中でも最強クラスに頑丈な品種、お教えします。
実際に筆者が多くの植物を育てる中で、いくつもの植物を枯らしてきました。
そんな中でもトップクラスに強く、5~10年以上生存している植物があります。
- 水分をため込んでいるので、水やり回数が少ない
- お世話をうっかり忘れてもしっかり生存
- 生命力が強くてどんどん成長
植物のお世話が苦手な方、忙しくて時間がない方でもきっと育てられる品種をご紹介しています。
生命力が強くなかなか枯れない、初心者向け植物が知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
絶対に虫や雑菌が許せない方は、フェイクグリーンも検討を!
今は優れた水耕栽培の商品があり、とても清潔に植物を楽しめるようになりました。
しかし筆者の経験では、どの水耕栽培アイテムでもカビは避けられない印象を持っています。
こまめに水を変えるのが唯一の対処法ですが、植物のお世話の時間が取れない方も多いかと思います。
そんな時は、本物そっくりのフェイクグリーンも検討してみては?
多くの植物を育ててきた筆者の目線で、
- 完成度が高く、本物そっくり
- 近くで見ても、ニセモノには見えない
という素晴らしいフェイクグリーンが出てきています。
超リアルに見える、お世話が全く不要なフェイクグリーンに興味がある方は、こちらの記事をご覧ください
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