観葉植物を育てていると、土の中に白い小さな虫が見つかることがあります。

水やりをすると、鉢の中からゾワゾワ湧いてくることも…!
この白い虫、実は「トビムシ」と呼ばれ、意外と厄介な存在です。トビムシは土の湿度が高い場所に発生し、いざ駆除しようとしても案外難しい!


この記事では、トビムシの正体や特徴を解説し、さらにその発生原因や対策方法についても徹底的にご紹介します。



80鉢ほど植物を育てた経験から、効果のあった対処法を伝授します!
いくつかの方法を組み合わせることで、数を激減~ほぼ全滅させることも可能に!
さらにトビムシを増やさない予防策も紹介しているので、観葉植物を守りたい方は必見です!ぜひ最後までお読みください。
観葉植物の土にいる白い虫は「トビムシ」の可能性大!


観葉植物に水やりをしたとき、土や鉢に白い虫が現れたら…
それはトビムシの可能性が高いです。



名前の通り、ピョンピョン跳ねたりします…!
トビムシは小さな白い虫で、体長は1~2mm程度。
湿度が高く、栄養が豊富な土の中で発生しやすいです。
白い虫の発生原因とは?湿気と土壌管理がカギ!


トビムシは湿気が多く、水はけの悪い環境を好む昆虫です。
- 水やり後に土が乾きにくい環境
- 長期間にわたって土が湿ったままの状態
- 温度と湿度が高い室内
の条件のうち、どれか2つほど当てはまっていると、トビムシはどんどん増えていきます。



家でフツーに植物を育てていると、トビムシは増えがちです!
観葉植物のトビムシ対策


実際に筆者がトビムシ対策をいくつか試し、実際に成果を上げたものを載せています。
どれも完ぺきとは言えませんが、組み合わせれば激減させられるはず…!
マグァンプDを使う(オススメ!)
実際にマグァンプDを使用して、トビムシを減らした具体例を紹介します。
マグァンプは、観葉植物やガーデニングでよく使用される緩効性肥料です。園芸ジャンルにおいてロングセラーの人気肥料ですが、今回は殺虫成分も配合した「マグァンプD」を使います。



土に混ぜ込むだけで、肥料と殺虫力の両方が得られます!





土の表面にパラパラと撒くだけでも、トビムシを減らせます!
筆者の実体験として、
- ほぼゼロまで減らせたパターン(一般植物)
- ゼロにはできなかったが、1/4以下まで激減させたパターン(シダ・大鉢)
などがあります。



シダ系のようにジメジメ湿気好きの植物だと、ゼロにできないかも。
土の水やり間隔を長めにして、鉢の中の水分に注意する



やや上級者テクニックになります。
観葉植物の水やり間隔を長めにして、土が常に湿りすぎないように維持します。


例えば、筆者はサボテンを乾き気味に管理しているので、土の中もカラカラ気味です。
土の中が乾いていると、トビムシは激減~ほぼゼロになります。



同じ部屋・同じ環境で育てても、サボテンにはトビムシが湧きにくい!
普通の観葉植物をサボテンのように管理すると枯れてしまうので、サスティーのような水分チェッカーをヒントに、土の水分を管理します。


サスティ―の色が、
水色なら「水分たっぷり」、白なら「水分がない」という目安になります。
水やりチェッカーを使って、常に湿度が高い状態を避けることで、トビムシの数を激減させることができます。
サーキュレーターで換気する


部屋の風通しを良くすることで、間接的にトビムシの発生を防ぎます。
植物にとって「空気が動くこと(風があること)」は快適な状況につながります。
風が当たることで土の中の水分吸い上げスピードが上がり、土の中のコンディションを乾き気味にすることができます。



葉っぱからの蒸散量が増え、水やり頻度は上がるので注意!
サスティーと組み合わせると、水やり(鉢の中の水分)が適切になり、トビムシがいない環境を作りやすくなります。
一般的な殺虫スプレー剤を使う



有名な殺虫剤ですが、トビムシ退治にも使えます。
水やりの時に殺虫剤を水にかけて、そのまま水やりをします。
こちらも十分トビムシを減らす効果があるのですが、個人的にはあまりお勧めしていません。
- 噴射量のコントロールが難しい
- 入れる量の最適解がいまだに分からない
- 入れすぎると植物を枯らすリスクあり



枯らすのが怖くて、あまり試していないです…
トビムシは害虫とは言えない?


白くてゾワゾワ湧いて出るトビムシを見て、多くの人が「害虫」として認識しがちです。
実はトビムシは益虫としての役割を持っています。



トビムシは、主に腐葉土や有機物を食べる昆虫で、土壌中で分解活動を行っています。


根や葉を食べるわけではないので、放っておいても植物が枯れることはありません。



とはいえ、気持ち悪いから早く駆除したいですよね!
本物そっくりの高品質フェイクグリーンに切り替えも検討
トビムシ対策のコツは、日ごろのこまめな様子見・水分管理が一番大事です。
とはいえ家事に仕事に忙しく、細かい管理なんて無理…という方も多いかと思います。





虫嫌いの方にはフェイクグリーン(造花)もオススメです。
植物好きの筆者でも納得できる、本物っぽく見えるリアル系フェイクグリーンを多数ご紹介しています。


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