【初心者向け】5年間育ててわかった、多肉植物の上手な育て方を伝授!

目次

日当たりと見守りが大事


多肉植物は普通の観葉植物と比べると成長が遅く、のんびりと育てるイメージです。春や秋など、普通の植物がぐんぐん伸びる季節でも急激に変化する感じではありません。



体の中に水分をため込む能力もあるため、水やりもそれほど必要ありません。

毎日の変化量も少ない為、普通の観葉植物と比較すると、やや距離を置いたような見守りを楽しめる植物です。慣れれば手間がかからないので、のんびり育てたい方にはお勧めです。

「春秋型」「夏型」「冬型」を知る


より安定して育てるためには、植物の名前で検索するなどして「春秋型」「夏型」「冬型」かを知る必要があります。

というのは、何型かで育て方が少しずつ異なるからです。

ざっくりと特徴を上げると

春秋型…春と秋に成長期が来るスタンダード型。だいたいの多肉はコレ
夏型…夏に成長期が来るタイプ。
冬型…冬に成長期が来るタイプ。高山生まれの多肉など。


個人的なイメージですが、冬型は日本で育てるのは難しい印象を持っています。東北~北海道など、夏でも温度が上がりにくい地域なら大丈夫かもしれませんが、日本の夏の気候は冬型多肉にとっては少々過酷なのか、葉がダレて弱弱しくなってしまいます。(そのままお亡くなりになる可能性も十分ありうる)

基本的に室内では育てにくい


多肉植物が健康に育つためには、日光がかなり必要です。筆者もどうにか室内で育てられないか試したのですが、どうしても室内の光の量では間延び(徒長)してしまいがちです。

多肉植物は基本的に外に置いたほうが良い形に育ちます。

十分な日当たりに加えて風通しがよいと、がっしりと身のしまった形に育てることができます。

時間帯によっては直射日光が時々差し込む環境、又は直射日光を「よしず」などで軽く遮光した「半日陰」の環境で育てると無難です。

春や秋の直射日光は当たっても大丈夫ですが、多肉植物といえど真夏の直射日光は危険なので、真夏の直射日光は当てないようにします。

外に出すのが難しいのであれば、できるだけ明るい窓際で育てることになります。

多肉植物

そして室内での育成で大事なのは、水やりの間隔を意識的に遠めにするという、結構「厳しく」育てる方法もあります。

水やりは乾いたときにたっぷりと


水やりの基本は「鉢の底から水が出るくらいたっぷりの量」を注いでください。

水を一度にたっぷりと与える理由は以下になります。

・鉢の根っこ全体に水を行き渡らせる
・鉢の中の空気を入れ替える
・根から出る老廃物を流す


俗にいう「サボテンに水をやりすぎて枯れた」という話を聞いて少量だけの水やりを行うと、いずれ植物が弱ってきてしまいますのでご注意ください。

水やりの基本はどの植物も共通しています。
詳しくはこちらのページにまとめていますのでご覧ください。

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冬場の水やりには注意!(春秋型、夏型)

多肉植物(春秋型、夏型)は冬だけは水やりを控えてください!

多肉植物は自分の体にため込んだ水分があるので、それである程度命をつなぐことができます。
冬場の多肉植物は寒くて成長しない、又は休眠しているので、水がほとんど必要ありません。



水をたっぷり注いでもほとんど吸い上げられず、そのまま土がジメジメしたままになります。そうなると、根っこが腐ってくるとか、冷え切った水分のせいで根っこが傷んでしまうことになります。

冬場の水分は月一回、土の表面が軽く湿る程度の量にするとか
休眠しているのであれば水を全くあげないなどの気遣いが必要です。

夏場の水やりにも注意!(春秋型、冬型)

日本の夏場は多肉にとっても過酷で、生育が弱っている場合があります。水を一度にたっぷりあげても吸い上げきれないので、水の量をセーブしつつ様子を見る必要があります。

水やりの間隔は遠いほうが無難


多肉植物は体内に水分をため込めるので、次回の水やりまで間隔が長くなる傾向にあります。むしろ普通の植物と同じイメージで頻繁に水やりを行ってしまうと、根腐れを起こしてしまいます。



もともと雨の少ない地域で生きるために進化してきた多肉植物なので、頻繁な水やりは必要ありません。また根っこが水分で常にジメジメした環境に慣れていないため、ずっと土が湿ったままだと根腐れを起こしやすいです。

実は植物の根っこは呼吸していますので、どんな植物であれ時々乾いた環境にしてあげるのも大事です。多肉植物の場合は特に根っこを乾かすイメージを持ったほうがいいと思います。



多肉植物が置いてある環境にもよりますが、一回水やりをやった後、次回の水やりは10日後~2週間後くらいの頻度で問題ないと思います。1週間に1回の水やりでは少々水やり頻度が近い印象です。(乾燥している環境ならそれでもOKです。植物の調子と土の具合を見ながら調節しましょう。)

観葉植物や多肉植物、エアプランツを室内で育てる、おしゃれなボタニカルライフに興味がある方は、こちらの記事もご覧ください。

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